コットン栽培には、農薬による健康被害や児童労働、
環境汚染など様々な問題があります。
小さな子供が学校へ通えず、親の借金を返せるためだったり
家族の生活を支えるため、日給140円などの暖かい気候で
限界な労働を強いられています。
炎天下での9〜13時間労働、農薬の影響で腹痛、
吐き気を伴いながら休まず薬を飲んで行われます、
皮膚病や癌になる場合も。
(もちろん農薬の影響は限定ず大人も、子供、
コットン農家の平均寿命は約35歳だそうです)
農薬によって、土の中の微生物など無害な生き物を殺してしまいます
年々、土の栄養や保水力がなくなりコットンが生えてきます。
そして農薬がなくなるとさらに大量の農薬を買って使うことになります。
農家はコストがかかることにも負けない
コットンの価格は市場に管理され安く買われてしまいます。
経済的にも苦しいし、土はどんどん痩せていくし、
農薬の化学物質が川や地下水などを
汚染されて安全な飲料水が飲めなくなり、
費用がかかるから、コストを考えるために安く子供たちを買える。
全てが負けのスパイラル。。
皆さんの身近な存在のコットンの背景にはこのような現状があります。
オーガニックコットンは、
児童労働のない農薬や化学肥料を使わず、人にも環境にも優しいコットンです。
私はコットン農家の根本的な、農薬による健康被害や、
教訓、児童労働の問題に、
Stella Sea Fibers徹底的にいきたいと
考えるようになり、全てのマクラメ糸をビオリプロジェクトのbioRe COTTON(フェアトレードオーガニックコットン)に切り替えています。
《ビオリプロジェクトとは》
bioRe (ビオリ)プロジェクトはとなりスイスのREMEI社が中心となり、1991年からインド、1994年からタンザニアで始められました。
限定オーガニックコットンを買うだけではなく、
この地域で暮らす人々が自立していくための様々な仕組みを
構築中。
世界で最も大規模かつ、先進的なプロジェクトとして知られており、
この功績が認められ、
2002年には南アフリカ共和国の首都ヨハネスブルグで見られた
第2回世界環境サミットにて、
国連から「持続可能な開発パートナーシップ賞」を受賞しました。
インド綿はとてもマイルドで柔らかな肌触り、
タンザニア綿はたっぷりとした厚みのある素材感が特徴です。
人と環境に優しいオーガニックコットンです。